サイボウズという会社がある。http://cybozu.co.jp/
istも一緒にお仕事させていただいており、お世話になっている会社なのだが
僕は、その創業メンバーのひとりで元代表取締役社長の高須賀宣氏に
一度だけお会いしたことがある
そのときにお話していただいたことをちょっと紹介。
f(x)を創ることとxを代入することはまったく違う行為である
つまり、何もない状態から新しいものを生み出せることと
それをビジネスとして実現させたり、成長させることは違うということ
高須賀氏はf(x)を創ることを「起業」、xを代入することを「経営」と言っていたけど
たぶん、これは
「リーダー」と「マネージャー」でも
「経営者」 と「技術者」 でも
同じことが言えると思う
広告業界だったら、メディアを創ることと枠を売ることに相当するし
ネット業界だったら、インフラ事業とサービス事業に相当するし
テクノロジー企業ならば、基礎技術とその応用に相当する
ラリーページとセルゲイ・ブリンはページランクというアルゴリズムとそれを実装した検索エンジンを開発し、f(x)を創造した
エリック・シュミット博士は、単語に値段をつけてオークションを行うというモデルを提案し、f(x)を最大化するxを代入することに成功した
amazon.comはCGM企業の先駆者として、アフィリエイトというf(x)を創造し
世の中にいるたくさんの開発者や個人ブロガーまでもが、そのf(x)の上でサービスを
展開しており、よりよいxを探し求めている
ビジネスで常に意識しておかなければいけないのはTBCという3つのモデル
T: Technology model … 技術的にどうやって実現するか
B: Business model … 消費者が得た効用をどうやってをキャッシュに変換するか
C: Customer model … そもそも消費者にとっての価値は何か
ここで気にしなければいけないので、TBCのどの視点でf(x)を創ったか、
そして、どの視点でxを代入すればいいか
Technology Modelが効いてくるのはf(x)なのか、それを最大化するためのxなのか
Googleの例では、f(x)がページランクアルゴリズムというTechnology Modelの結晶
だけど、f(x)自体は普通だけど、よりよいxを代入するためにTechnologyを必要とする例もある
だけど、やっぱり個人的には
圧倒的な技術力をもって、もっと素敵なf(x)を創れるようになりたいなー
だからGoogle好きなんだよね。
[参考]
http://blog.goo.ne.jp/ttakasuka/e/64a658463a3bb2a49dc50fd356c1e179
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