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2008年4月8日火曜日

RSSリーダーをGoogle Readerに変更してみた

特に何があったわけでもないんだけど、

突然
今や世界的な大企業になったGoogleのことをより深く知るには、
Googleのサービスをもっと利用しなくちゃダメだ!

と思い、RSSリーダーを変更した。

ちなみに、これまではlivedoor使ってました。


OPMLファイルでエクスポート/インポートすればいいので
スイッチングコストは実質ゼロだが、
使い勝手は違うから、慣れるまでは手間取るかも。

ちなみに、ブックマークも
Google Bookmarkを利用することにした
ソーシャルなわけではないのだけど、
Web上に記録されるので、手元の環境によらず、
自分のお気に入りサイトを閲覧できる

しかも、GMarksというFirefoxアドオンを導入すれば
あたかも、ローカルのブックマークで
あるかのように扱うことができる


早速、オフィスのPCにインストール。

【参考URL】
https://addons.mozilla.org/ja/firefox/addon/2888
http://mozilla-remix.seesaa.net/article/22894577.html

いやー、これは便利。
今まで混沌としていたブックマークだけど、
ようやく綺麗に整理された

しかも、GMarksアドオンを使えば、
Readerでスターをつけた記事が
自動的にGoogle BookMarkに登録される
というスグレモノ

RSS読んでるときに
今時間ないけど、これあとでゆっくり読みたい!
ってこと、絶対あるはず。
そんなときにスターをつけとけば、
ブックマークに登録されてるという感じ。

インターフェースはG-Mailとほぼ一緒で、
ずっと使い続けているから慣れているし、
いちいちサーバにリクエストが送信されず、
クライアントサイドで処理が行われる
Ajaxでの実装はやっぱり軽快

どんどん進化していくGoogleサービス群

あとは、
・bloggerにトラックバック機能を搭載
・Google Docsの機能をMicrosoft Officeと同水準まで引き上げ
できれば文句はないんだけどな。

2008年3月28日金曜日

SaaS版Photoshopリリース - インターネット五大帝国

SaaS版Photoshopがついに公開、早速使ってみた

昨日に続いて、クラウドコンピューティングの話

マイクロソフトがオフィスソフトウェアの
デファクトスタンダードなら

クリエイティブソフトウェアのデファクトスタンダードは

誰が何と言おうとAdobeである

2~3年前にMacromediaを買収して以来、その地位を脅かす企業は
ほとんどいなくなった

そのAdobeがSaaSによるアプリケーションを公開したというのは
ますますアプリケーションのWeb化を予兆させることである

記事中にもあるように

米国へのアクセスになるので、日本からだと応答が悪く
現時点では満足なユーザビリティを実現していないが

そのうち、日本語版もリリースされ、
国内のサーバでも運用されるはず
#そうなってくれないと困る
#回線とかよりむしろ、英語が…

こんな記事もあった
Photoshopだけじゃない、アドビが全製品のSaaS化に言及

昨年末の記事であるが、約半年前からこんなことを
表明してたんだね

IllustratorやDreamweaverがブラウザだけで
利用できるようになると、本当に嬉しい

以前も紹介したサイボウズ創始者の高須賀氏と
お会いしたときに話したことであるが

一説によると、これから10年後・20年後の世界では
アプリケーションが稼動するコンピュータは
世界に5台程度しかなくなる

と言われているという

他のコンピュータは、OSとブラウザしか搭載されてなく
必要な処理はすべて“ネットのあちら側”で行うという時代

少しロマンのある表現をすれば

インターネットという仮想空間に
5つの巨大な帝国が築かれる

ことになるが、その5つの帝国の中に入ろうと
Adobeも様々なサービスを展開してくるであろうことは間違いない

高須賀氏も
たった5つしかないコンピュータのうち、1つは自分のものである
という夢を見たいと言っていた

ますます進展するアプリケーションのWeb化
近づくクラウドコンピューティング世界

現時点で(おそらく)もっとも大きなGoogle帝国
今後、どうなっていくか楽しみである

2008年3月27日木曜日

高専、グリッド、クラウドコンピューティング

『MSと高専機構、全国の高専のPCを利用したグリッドコンピューティングプロジェクトを開始』

知っている人も知らない人もいると思うけど
僕は高専の出身者である

大分工業高等専門学校に5年間在籍し、卒業研究では
XML WebサービスとRDBの連携システムについて研究した

同じ研究室に所属していた仲間は、複数台のコンピュータを
接続して負荷分散するクラスターサーバの性能評価検証を
行っていて、研究室の教授の専門もそちら

そんな経験を持つ僕にとって
このニュースは非常に興味深い

高専

グリッドコンピューティング

マイクロソフト


強烈すぎるこの3つのキーワードを見て、響かないわけがない

マイクロソフトがどういう目論見でこのプロジェクトに
参加しているか現時点では判断しかねるけど、
僕たちが数年前に研究していたことに対して、
世界的な大企業が手を出してきたことは素直に嬉しい

現在でも、米IBMをはじめ、システムソリューションを
生業とする企業はグリッドの研究開発を行っているが、
それは
科学技術計算などをスーパーコンピュータに代わって

行わせるためである

デファクトスタンダードのOSとオフィスソフトウェアを提供する
マイクロソフトが、グリッドを運用できるノウハウを持ったら
アプリケーションのウェブ化はますます進展するということは
想像に難くない

スーパーコンピュータの代替
ではなく
膨大なアクセスを処理するウェブシステムを
運用する高性能メインフレーム

としてのグリッドコンピューティングが数年後に実現するのかも

そうなると、
僕がリスペクトするGoogleの最大の競合になるわけだけど
それはそれで、お互いがどういう戦略をとるか興味がある

Googleが提唱する“クラウド・コンピューティング”の世界
その一歩が
「高専で始まったグリッドコンピューティング」
だったら、すごい嬉しいなー

2008年3月19日水曜日

f(x)の創造とxの代入

サイボウズという会社がある。http://cybozu.co.jp/
istも一緒にお仕事させていただいており、お世話になっている会社なのだが
僕は、その創業メンバーのひとりで元代表取締役社長の高須賀宣氏に
一度だけお会いしたことがある

そのときにお話していただいたことをちょっと紹介。

f(x)を創ることとxを代入することはまったく違う行為である

つまり、何もない状態から新しいものを生み出せることと
それをビジネスとして実現させたり、成長させることは違うということ

高須賀氏はf(x)を創ることを「起業」、xを代入することを「経営」と言っていたけど

たぶん、これは
「リーダー」と「マネージャー」でも
「経営者」 と「技術者」   でも
同じことが言えると思う

広告業界だったら、メディアを創ることと枠を売ることに相当するし
ネット業界だったら、インフラ事業とサービス事業に相当するし
テクノロジー企業ならば、基礎技術とその応用に相当する

ラリーページとセルゲイ・ブリンはページランクというアルゴリズムとそれを実装した検索エンジンを開発し、f(x)を創造した
エリック・シュミット博士は、単語に値段をつけてオークションを行うというモデルを提案し、f(x)を最大化するxを代入することに成功した

amazon.comはCGM企業の先駆者として、アフィリエイトというf(x)を創造し
世の中にいるたくさんの開発者や個人ブロガーまでもが、そのf(x)の上でサービスを
展開しており、よりよいxを探し求めている

ビジネスで常に意識しておかなければいけないのはTBCという3つのモデル
T: Technology model … 技術的にどうやって実現するか
B: Business model … 消費者が得た効用をどうやってをキャッシュに変換するか
C: Customer model … そもそも消費者にとっての価値は何か

ここで気にしなければいけないので、TBCのどの視点でf(x)を創ったか
そして、どの視点でxを代入すればいいか

Technology Modelが効いてくるのはf(x)なのか、それを最大化するためのxなのか

Googleの例では、f(x)がページランクアルゴリズムというTechnology Modelの結晶
だけど、f(x)自体は普通だけど、よりよいxを代入するためにTechnologyを必要とする例もある

だけど、やっぱり個人的には
圧倒的な技術力をもって、もっと素敵なf(x)を創れるようになりたいなー

だからGoogle好きなんだよね。

[参考]
http://blog.goo.ne.jp/ttakasuka/e/64a658463a3bb2a49dc50fd356c1e179